春でも,夏でも,秋でも,冬でもない。新しい季節の風。刺激的で,香しい,光を照らす,風,一陣。
不景気の風が吹く中でのエレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ(E3)では,マイクロソフト社のXボックスが最大の存在感を示しそうだ。端末の価格と発売日,さらなる企業買収の発表などが期待されている。ゲームキューブとの注目の奪いあうとなるだろう。
そしてXボックスも,米国で過去最大のお披露目となる。東京ゲームショウ・春が一気にXボックスに持っていかれたように,E3でも主役の座をみすみす任天堂に渡さない,のがMSの底力となるだろう。MSの,逆境でこその強さは,もう嫌というほどみせつけられているからね。
任天堂のゲームキューブが,過去からの離脱としての意義付けならば,Xボックスは,新風一陣,の存在となる。MSにとっても,ただのソフト屋から大きく逸脱,まったく1から始める事業となる。過去に引きずるものなどなにもない。その強みこそ,こんな時代には,期待が膨らむ。さて,MSに望むべきことは,決してXボックスをPCとおんなじにせず,あくまでも,ゲーム機としてのステイタスを高めてほしいことだ。そんな,ソニーのような失敗は,もうみたくない。(E3でのXボックス中継は17日午前1時から)
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